〜健康は与えられて保っていくものではない。自分の体の仕組みを知った上で健康を創っていくもの〜
 「創健」の提唱者、金子卯時雨(1903〜1994)は、農学士でもあり医学博士でもありました。親戚縁者のほとんどが医者という環境でしたが、彼は医学部には進まず、農学部に進学しました。医者である父から、幼少の頃患った病気がぶり返すと常に言われていたことに納得できず、医者という職業に反発を覚えていたといいます。その頃から医の根源は農であると考え、農学部に進学したのです。
 その後大学で食物の研究を重ねながら、現代医学の矛盾にも鉾先が向きます。現代の医学は、病気になる原因の解明には力を入れているが、病人になるわけの解明がなおざりにされていると考えました。だから医者も患者もなぜ病人になったのかの認識がなく、結局、再発を繰り返すという悪循環に陥ると。
  病人になる理由としては、基本生活の「不当」を挙げています。基本生活とは、人間としての生活体が適正な環境の下、呼吸し、神経が動き、水分、栄養分を摂取して動くとイメージされる世界です。この基本生活に手抜かりがあると、基礎体液は劣化汚染して、60兆の細胞から出来ているヒトの組織・器官は正当に生きることができなくなり、そのための生活体の健康状態は病状になると考えました。
 そうした考えの末、辿り着いた健康観が「創健」という考えです。この考えを踏襲した、基本生活の学習スクール「福岡ライブリー学院」は、実の妹調 盾子が学院長として、現在指導にあたっています。

健康であることも 病気であることも
幸せであることも 不幸せであることも
生活の 全ての結果である

健康も 幸せも 環境の中で この身体が
神経や心をはたらかせて 呼吸をし
水をのみ 食物を食べ 動き ながら創った
自分自身の状態であり 常に流動する

健康や 幸せは この自覚を 生活することで
自分が創るものである

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